
東京オリンピック2020 エンブレムデザイン公募 応募デザイン
・Illustrator / Pencil+FreeHand・
・Illustrator / Pencil+FreeHand・
東京オリンピックで公募された私の提出したエンブレムデザイン案です。
オリンピックエンブレム案の方は、
日本の木の文化を象徴する意味で「組木細工」をモチーフとし、さらに日本地図を模した形状としております。
採用した配色は、日本国旗のイメージの赤、木材のブラウン、”黄金の国ジパング” の金のイメージで黄色です。
フォントは東京の密集しつつも洗練された道路をイメージして制作しております。
色々と問題がおきた後に再採用された正式版のエンブレムでは、私のデザインも影響したのではないか?
とさえ感じてしまっているほどです。
それだけ市松模様などの伝統的チェック模様は日本を象徴していると感じます。
パラリンピックエンブレム案は、日本の「織物」をモチーフとし、東京都地図を模した形状としております。
使用した配色は藍色、金色、紫色を選びました。
これはオリンピズムのスポーツ精神としての高貴さや
パラリンピックの持つ高い目標を揚げトレーニングに挑む精神を、
日本文化の中での高貴な色により精神性の向上を表現しています。
※オリンピック(IOC)での規定によりOlympic symbolsには意図的にボカシを入れております。
個人ポートフォリオの場合、IOCの示す規約内の"Editorial use"に当たると判断した処置です。
国際オリンピック委員会(IOC)本部には確認と問い合わせ済みです。

工業デザイン - 基礎デザイン案担当製品
・Illustrator・
・Illustrator・
国内有名玩具メーカー販売のダーツのデザインを担当しました。
(このポスターデザインには一切関与しておりません)
外部試作会社内インハウスのデザイナーだったため
この商品のデザイン画は見せられませんが、
「おもちゃのダーツ」の認識を変えるデザインを提案し採用された製品です。
この製品が出るまでは円形に加えて
特殊な形が操作専用のコントロールパネルとして追加された製品しか存在しませんでした。
初期の依頼内容でも過去のそういったデザインの改善版を依頼されておりましたが、
私は「ダーツの円形のみで機能するデザイン」を提案しました。
デザイン画ではもっと実用的に、
円の外周側(側面)に操作ボタンを配置したデザインを提案しました。
(側面ならば針や羽の接触を避けられ、故障等を極力避けられると考えました)
製品化では各操作ボタンが円の縁をなぞった正面側に配置されています。
(基盤の簡単な設置と、コスト考慮のためと思われます)
私のデザイン提案による「無駄なスペースを排除して本物感を演出する」という意図は、
製品版でも十分配慮された製品化となっています。
形状の美しさだけがデザインではなく、
その商品の存在イメージを大きく変えることで魅力を出す方法もあります。
また、使用性や操作性も既存認識から変えることでよくなる場合も多いと感じます。
UIやUXとも言われますし使い手側の「思考的、動作的、購買的な動線」をデザインしました。
それは玩具試作会社在籍時に多く携わっていた、
大手各社発売の子供向け有名キャラクター玩具や工業製品でも全く同じです。
この仕事ではデザインの基礎部分の機構提案となっていたのでグラフィックソフトのみ利用しましたが、
現状でもRhino7 MAC等の3D CADソフトや、実際に粘土原型やモックアップ制作、
また経験としてはパソコン内3D空間内で実際のペン型コントローラーを使い造形する
FreeForm "Geomagic Touch"等の経験や
日本国内で最初期の3Dプリンターや3Dスキャナーのエンジニア業務経験もございます。
素材の特性や適切な利用部分など製造から安全な使用まですべて一貫して最適解を組み立てます。
いろいろなご相談に対応できます。

「MIT PLAZA(鹿角市交流プラザ)」の新ロゴ制作
お手伝いさせていただいている企業内にて担当制作しました。
モチーフは建物外観と名称が主な要素となりますが、
この公共建物は傾斜地に建設されていて
地下一階も建物の一部であることをイメージに取り入れております。
またITと音楽のための施設なので、
「音叉」と「基盤配線」の両方の要素をイメージした形状にして
マークとして面白みを持たせています。
シンボルマークやロゴ制作は30年近くの経験と実績があります。
デザインとはアートの領域よりも一層外側の領域です。
"かっこいい" や "美しい" 事ももちろん大切になる事もありますが、
最も重要なことは「使用性」です。
そのデザインがどんな所で利用されるかを考え、
なにか目的を伝えたいならば最大限伝わる方法や様式を考えます。
アートや作品制作は基本は自己発信ですが、
デザインは自分以外の他者への配慮や情報伝達が目的です。
平面、立体、 UI、コミュニケーション、環境など
様々なデザインは制作者の満足や主張ではなく他者の為に形作られています。